みんなのイベント楽屋裏

EPISODE #2

「イベントは絶対にWBSから作るな」の話をしていたら、「司会がいたらマニュアルを作る」に着地した

・ 43分 ・ 出演: ダイム × 砂流恵介

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今日のパンチライン

「司会がいたら、マニュアルを作る。」

あなたの現場ではどうですか?

「うちはこうしてる」「いや、そうじゃない」——1行でもOK。番組で読んで、2人が答えます。

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この回で話したこと

  • WBSから始めると、イベントが「作業」になる
  • 抜け漏れを疑うために、運営マニュアルから作る
  • 司会・当日スタッフの有無で、マニュアルの必要性が変わる
  • WBSを進捗の「物差し」として使うダイムの考え方
  • テーマ・読後感・N1・体制図から始める方法

ショーノート

第2回のテーマは「イベントは、何から作るか」。砂流は「絶対にWBSから作るな」、ダイムは「WBSはしっかり引きたい派」。WBSから入ると何が起きるのか、代わりに何から作るのか、運営マニュアルには何を書くのか、「司会がいるかどうか」で作り方が変わる理由まで。

この回を記事で読む(note) この回の内容をまとめた記事

トーク全文

僕は絶対にWBSから作らない派なんですよ

砂流

第2回は、イベントをそもそも何から作るか、という話です。僕は絶対にWBSから作らない派なんですよ。

ダイム

まず、WBSって何でしたっけ?

砂流

ワーク・ブレイクダウン・ストラクチャー。作業分解構成図みたいな言い方をするらしいんですけど、簡単に言うと、やることを全部洗い出して、担当と期限を振り分けていくものです。Excelやスプレッドシートで管理する、ToDoリストのようなものですね。僕は絶対にこれから作るな派なんですよ。

ダイム

イベントをやりましょうとなった時に、タイトルと概要を詰めた後、会場は誰がやって、ウェブサイトは誰がやって、というToDoリストに落とし込みますもんね。一見、やることも当日までの道のりも明確です。

砂流

じゃあ何がダメなのか。僕の中ではいくつか理由があって、一つ明確にあるのが、作業になるんですよ。

ダイム

「イベントをみんなでワイワイ楽しもうぜ」が、ただただ作業になる。

砂流

消し込んでいく話にしかならなくなって、それがイベントをめちゃめちゃつまらなくすると思っているんです。自分たちの仕事が作業になった瞬間、タスクをこなさなきゃいけなくなる。そこに創造性がなくなるし、もう一つ怖いのが、抜け漏れを疑わなくなることです。

ダイム

もうリストに全部あるだろう、と。

砂流

イベントのプロでもないのに、WBSを作ると「すごい、ちゃんとやりました」という感じで見せられる。みんなイベントのプロではないから、これが正解だと思ってしまう。書かれた期限に収めていけばイベントは成功するように見えるし、多分、用意した人もそう思っている。それが怖いんです。

ダイム

WBSって、ちゃんとした運営をやっています、という証みたいなところがありますよね。実際、それで事故ったことはあるんですか?

砂流

事故ったというか、事故りそうになったことが複数回あります。

今ここにないものは、何も用意されてないっていう理解でいいですか

砂流

途中からイベントに参加することってあるじゃないですか。「砂流さんも入ってもらっていいですか」と言われて、今どういう感じですかと聞くと、WBSが大きく用意されている。それを一つずつ見ていくと、まず抜け漏れが気になるんですよ。

ダイム

大抵、途中出場の時はビハインドしていますね。あれも抜けている、これも抜けている、と。

砂流

「それは潰してあるんですか」「別で用意されているんですか」と聞いたら、「え?」となる。「これを正義としてやっていたんですか」と聞いたら、そうです、と。すると、今ここにないものは何も用意されてないっていう理解でいいですか、から入るんですね。

ダイム

会場の情報やマップ、案内文、メルマガ、プレスリリースのタイミングとか。

砂流

例えば、クリエイティブはWBSのここですと書いてあるけど、ポスターや案内状がない。「あれ、大丈夫ですか」とやると、すごく嫌な人になるんです。みんながこれを正義だと思って何週間かやって、うまくいっていると思っているところに僕が入ってきて、「これ、足りなくないですか」「これ、やっていますか」「プレスリリースは出さなくていいんですか」と指摘ばかりする。ないですね、ないですねとなって、みんな慌てるんですよ。

ダイム

「やばい」が伝染していく。すでに楽しくないのに、より楽しくなくなって、あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ、と作業に追われますよね。

砂流

ミーティングも進捗報告になるんですよ。WBSで進めているから。

ダイム

ここは終わっています、ここはビハインドしています、これは迷っています、と。

砂流

上からただ見ていくだけで、僕からすると絶対に面白くない。一番楽しいところが全部なくなってるのがWBSだと思うんです。

ダイム

最終的にはWBSに落ちていた方がいい。ただ、最初からではないということですね。

砂流

そうです。一番初めにそれからやって、どうするの、と思うんです。

最後の一週間前に社内イベントへ入った時、マニュアルも会場マップもなかったことがあります。「受付はどこに置きますか」と聞くと、多分みんな、当日でいいと思っている。最悪どうにかなるし、実際どうにかなるんですよ。

ダイム

なるけど、ですよね。

砂流

でも、そこを潰しておかないと、アクシデントが起きた時に混乱する。受付すらどこに置くか決まっていなければ、「受付はどこですか」と聞かれても答えられない。プロが用意したWBSをみんなでなぞるならいいけど、プロでもない僕たちがWBSから始めるのは、それだけのリスクがあるんです。

ダイム

10回やっていれば、若干フォーマットができていますけどね。

砂流

だから「絶対にWBSから作るな」と言うんですけど、社内でいくら言ってもWBSから作るんです。多分、プロジェクトの進め方のどこかに書いてあるんじゃないですかね。

ダイム

検索すると、一行目に「WBSを作りましょう」と出てきますもんね。

運営マニュアルを作ろうと思うと想像力めっちゃ働かせないといけない

砂流

何をやっていいか分からないからWBSを作る。でも、作業になるし、楽しくなくなるし、抜け漏れが出てくる。そういう時、僕は運営マニュアルから作ってくれと言うんです。

ダイム

最初の一枚が運営マニュアル。

砂流

厳密にはテーマから決めた方がよくて、僕はイベントの一番初めに必ずテーマを作ります。ただ、テーマを作る話を始めたら今日が終わらないので。概要とフレームが固まって、ToDoへ落とし込む前に、一度運営マニュアルを作る。

ダイム

運営マニュアルの方が作れない、となりませんか?

砂流

それでいいんですよ。どんなイベントでもというわけではないけど、主催イベントなら作った方が分かりやすいと思っています。

ダイム

運営マニュアルには何が書いてあるんですか?

砂流

イベントの概要、場所。当日に来たスタッフでも何をやればいいか分かる、そのための資料です。運営マニュアルを作ろうと思うと想像力めっちゃ働かせないといけないんですよ。

超ドラフトの運営マニュアルを一度土台に置いて、関係者みんなで抜け漏れを見ていく。すると、「控え室はどこにあるんですか」「動線はどうするんですか」「ここに受付がないと、お客さんが来た時に対応できないですね」といった話を、全部詰め込めるんです。

ダイム

マニュアルって、決まったものを最後にまとめて「マニュアルです」と出すものだと思っていました。でも、何も決まっていない中でマニュアルへ落とし込む前提で一回書いてみると、余白が埋まりますね。

砂流

それに、マニュアルには当日の体制図が必ず出ているじゃないですか。

ダイム

この件のボスは誰か。PRは砂流さん、受付は僕、スポンサーは誰、登壇者のフォローは誰、というものですね。

砂流

そうすると、その人の解像度がめっちゃ上がるんですよ。WBSには自分の名前をいっぱい入れてしまうけど、運営マニュアルに落としていくと、これは現実的じゃないと分かる。何人必要なのかも、なんとなく分かります。

イベントでよく分からないのが、関わる人数がめっちゃ少ないか、逆にめっちゃ多くてやることがない人が出ることです。運営マニュアル上に落とし込むと、少なくとも解像度が上がる。「あなたには何々をやってほしい」と説明しやすくなるし、タスクだけで振らなくてよくなるんです。

司会がいるかどうか

ダイム

運営マニュアルって、何人ぐらいのイベントから作ったらいいですか? 二人だけなら、話が通じているからできると思うんですけど。五人、十人?

砂流

お客さんが30人か50人ぐらい来るなら作っておいた方がいいし、外部が関わるなら100パーセント作るべきですね。社内の無料イベントで、30人ぐらいの飲み会やピッチイベントなら、作らなくてもいいと思うんです。

ただ、動線が必要で、名前がサミットやカンファレンスのようなイベントは、どれだけ場所が簡素でも作っておくべきだと思います。

ダイム

最近、結婚式の二次会を友人たちで主催して、30〜40人を呼ぶようなこともありますよね。あれもマニュアルがないと、全員の認識が揃わない。考えてみると、司会がいるイベントは、マニュアルがあった方がいいですね。

この間、青森のイベントで、当日に司会として来てもらった方がいました。前情報が一切ない中で、「これはこのタイミングですればいいんですか」「このイベントはどういう文脈とタイムラインで動いていて、私はどのタイミングで喋るんですか」をキャッチアップしてもらわなきゃいけない。

砂流

司会がいるかどうかは、一つ確かにありますね。いい話が出た。

あと、運営マニュアルは秘伝のタレと一緒で、次に生かせるんですよ。WBSは人数もやることも違うから、次に生かしにくい。マニュアルは継ぎ足しがあっても、毎回使えるものになる。マニュアルの方が経験値が溜まりやすいという意味もあると思います。

ダイム

最初に作る運営マニュアルのたたき台は、何ページぐらいで、何が書いてありますか?

砂流

概要、場所、組織図、会場図、受付や動線。誰が来て、何人規模で、そもそもどういうイベントなのか。当日の服装、控え室の情報、登壇者をどう案内するか。セッションが三つあるなら、セッションが始まる時と終わる時に、椅子と机をどうするか。

ダイム

写真撮影がOKかどうかも。

砂流

50人、100人と来るなら、忘れ物をどうするか。トイレをどう案内するか。会場にマイクやプロジェクターがあるか。会社から何を持っていくのか。何時から会場へ入れるのか。設営時間も結構抜けるんですよ。

ダイム

接続端子があるか、とかね。

砂流

下見へ行かないと分からないこともあります。こうした項目を用意し始めると、「あれ、これなくない?」と、各々が気になるところを言ってくれる。それで創造性が出るし、その人がコメントすると主体性も出るんです。

「あなたはどこどこ番長ね」と言われた時にWBSだけを見せられてもよく分からない。でも会場とお客さんを想像できれば、当日までの自分の役割と、当日の役割が分かります。

ダイム

テーマから作る話とは別ですけど、会場の下見は絶対行っとけの回も必須ですね。

砂流

それは、もうやらないとダメですね。

お題はでっかく渡しつつ、個人のタスクに関しては各々管理してね

砂流

世の中にある運営マニュアルを参考にしてもいいし、ChatGPTやClaudeに聞けば、ある程度は該当するものが出てきそうです。そこから自分たちのイベントにはめていくので十分な気がします。

ダイム

「こういうイベントをしようと思っていて、運営マニュアルの目次をください」だけでもよさそうですね。

砂流

進行台本も、情報を入れて作ってと言えば、ふりがな付きで作ってくれる。AIを使って運営マニュアルを作り、足りないものを足して、いらないものを削っていくのがいい気がします。

ダイム

では、WBSはどのタイミングで作るんですか? そもそも作らず、マニュアルだけでいい?

砂流

イベントと、関わる人による気がします。僕は自分でやる時、意外に使わないです。AXサミットをやった時も、他の人が自分の作業を管理するためにWBSを作っていたことはありますけど、僕は作りませんでした。

ダイム

WBS問題ですね。

砂流

僕は「あなたの責任範囲はここです」と渡して、その範囲でめっちゃ楽しんでね、というタイプなんです。潰さないといけないことは潰すし、交渉してほしいことは僕がやる。でも、まずはざっくりスケジュールを引いてもらい、自分の責任範囲で間に合うようにしてもらいます。

週一回の定例や分科会を作り、そこでスケジュールを聞く。クリエイティブなら「ここで入稿すれば問題ないです」と分かる。その人が管理にWBSを必要とするなら、そうしてもらえばいいんです。

ダイム

お題はでっかく渡しつつ、個人のタスクに関しては各々管理してね、ということですね。

砂流

例えば、パスをどうするかにはクリエイティブを発揮してほしいんです。期日と欲しいものを細かく指定するより、「よろしくお願いします」と渡すと、デザインで遊んでくれて、「これ、めっちゃいいじゃないですか」という話が生まれやすい。用意しなきゃいけないものには入っているけど、いちいち僕が期日を引く必要はないんです。

ダイム

めちゃめちゃ細かいWBSはいらないけど、大枠で、いつまでにこれは欲しいという、ざっくりしたWBSは欲しいということですね。

砂流

それを僕一人で管理しようとは思っていません。僕よりスケジュール管理が得意な人をミーティングに何人も入れて、「これ、抜けていませんか」と言ってもらえるようにしています。絶対に抜け漏れはあるから、みんなでフォローし合う。ただ、登壇者だけは、いつまでに誰が許可を取り、セッション概要をいつまでに伝えるか、きれいに線を引いています。そこがど真ん中なので。

プレスリリースは大体ずれます。この日に絶対出せるなんて、ほぼないじゃないですか。登壇者一人の確認が返ってこない、決まらない、OKをもらっていたけどキャンセルになった。そうしたらリリースをどうするのか、という話になるので、そういうところはあまりスケジュールを決めないですね。

物差しにはなる

砂流

ダイムさんはどうしているんですか?

ダイム

僕はWebやシステム開発のPMも、イベントのPMもやっています。Webやシステムの開発は、エンジニアとデザイナーのやりとり、いつまでにこれをやるというつなぎ込みと役割分担が大事なので、WBSをしっかり引きたい派です。

ただ、イベントも開発もゼロから立ち上げようとすると、予期せぬことがいっぱい出てくる。お偉方からの「やっぱりこうした方がいいんじゃない?」という無邪気な提案、登壇者のスケジュール調整、「今回のユーザーには、こういうコンテンツの方がいいよね」という変更。だからWBSは引くけど、大抵ビハインドするし、後半には形骸化していきます。

砂流

本当に、予期せぬことしか出てこない気がします。

ダイム

それでも、WBSがあれば、ビハインドしているか、うまくいっているかを見る物差しにはなる。「遅れているから巻き返さなきゃ」と思うのか、「ざっくりしたスケジュールどおり、うまくいきそう」と判断するのか。打ち手を増やすべきかを見る基準になります。

全体で「遅れている、やばい」なのか、「うまくいっているから余裕を持っていこう」なのか。WBSがあることで、その目線は合うんじゃないかなと思います。

砂流

それはそうですね。あったらいいものではありますね。

ダイム

あるに越したことはない。ただ、WBSに縛られすぎると、お互い嫌な気持ちになる。「これ、どうなっているんでしたっけ」「この日にやると言っていましたよね」と。システムの納品は決まっているから厳密に管理した方がいいけど、イベントは生ものですからね

砂流

僕は絶対にWBSから作るな派ですけど、他の人は本当にどうしているんでしょうね。

このイベントに参加した人が、そのイベントに参加したことによってどうなってほしいか

ダイム

プレスリリースから作る人もいますよね。プレスリリースには、こういうことをやりましたということと、社会に対してどんなインパクトがあったかを書く。イベント後に出したいリリースを先に作ると、それを満たすために、このコンテンツが必要、この対象だよね、という共通認識ができます。

砂流

僕が当日を想像して運営マニュアルを作ってと言うのに対して、さらにその先のゴールを想像する。テーマを作るのと似ているかもしれませんね。

ダイム

「つまり何をやりたいんだっけ」という、原点に返るものがあると判断基準になる。「それは、この企画に沿ったコンテンツなんだっけ」と考えられる。そういう方法もあるんでしょうね。

砂流

コンサルの方やイベント制作会社は、WBSから作って厳格に消し込んでいくのかもしれないですね。ライブ制作でも、衣装、曲順、照明を決めていく。

ダイム

僕らも答えを持っていないですからね。他の主催者がどうやっているのか知りたいです。

砂流

司会が必要か、30人や50人を超えるか。カンファレンス、サミット、飲み会、結婚式の二次会、お祭り。イベントによって変わりそうです。

ダイム

お祭りのマニュアルは見てみたいですね。事故が起きた時の対応まで書けば、分厚くなりそうです。

砂流

IVSもすごく分厚いですよ。スタッフ用と、裏側でプロの人たちが使うマニュアルは違いますよね。

ダイム

では、砂流さんは体制図から作るとして、僕は何から作るか。僕は割と、読後感ですね。

砂流

読後感から。ゴールから、ということですか。

ダイム

プレスリリースから作る話と近いんですけど、このイベントに参加した人が、そのイベントに参加したことによってどうなってほしいかを考えます。この番組なら、聞いた人が「WBSからではなく、リリースから作る方法もあるんだ」「ユーザーの解像度を上げてから作った方がいいんだ」と思うこと。参加する前後で何が変わるかを考えてからやります。

あと、最近はN1が多いかもしれないです。「これは、どういう人が参加すると面白いんだっけ」と。この番組なら、AI時代に備えてフィジカルな役割を求められるPR、マーケ、社長直下の人たち。イベントを全くやったことのない人に対して、何を喋ったらいいのか。

N1と、そのN1が参加した後の読後感は、まず考えます。

そもそもちゃんと、立て付けの一番大切なところから作る

砂流

そこから次はどうするんですか?

ダイム

テーマを決めて、どういう人に参加してほしいかを決める。その後は、僕は多分WBSが先です。いつまでに何をやるかを入れて、運営マニュアルは最後。オペレーション部隊など、他の人が書いてくれることが多いです。そのマニュアルを読んで、「受付はこういうことをするのね」と受付に臨みます。

砂流

それは何人規模のイベントが多いんですか?

ダイム

20〜30人でもあります。人数というより、司会がいるか、当日だけの支援スタッフがいるか。前のミーティングには参加せず、当日お手伝いに来る社内メンバーがいるかどうかです。

砂流

マニュアルは、ほとんどその人のためでもありますよね。

ダイム

「何をやればいいですか」というメンバーなのか。経験が浅くて、「こうして、困ったらこうして」と伝える必要があるか。

砂流

そう考えると、作り方は全然違いますね。僕は、社内で企画を通すためにテーマから決めることが多い。自治体向けや自治体に関係するイベントが多いので、硬いメッセージも含め、会社の方向性と合っていますよね、と確認するためです。

でも、読後感の話と似ています。そもそもちゃんと、立て付けの一番大切なところから作るという点は変わらないはずです。

僕自身が本当にマニュアルから作っているかと言われると難しいんですけど、他の人におすすめするのはマニュアルです。僕の場合は、テーマを決めて、体制図から作る。この人たちに何をやってもらうか、何を目的にするかを決めます。

ダイム

イベント主催の初心者で、本当にゼロからなら、マニュアルからがいいということですね。ドキュメントとして残るから、「当日はここが違った」「これはうまくいった」というフィードバックも来やすい。知見やノウハウとして貯まりそうです。

砂流

6人でも10人でも、みんなでミーティングをして、マニュアルを一つずつ見ていく。「ちょっと待って、これはどうするんですか」と、みんなが当日をリアルに想像できるから、抜け漏れを潰せるんです。それを早めにやった方がいい。

ダイム

一人でやっていると、先入観がありますからね。僕は「誰かがマニュアルを用意しているだろう」と思う方です。

砂流

いつもやっているチームならそれでもいい。でも、初めてやるチームでは誰も作っていないことがある。マニュアルがなくても乗り切れるけど、効率が悪かったり、ミスが起きたりする。「WBSが抜けていたから、次は完璧なWBSを作ろう」という話もおかしいと思うんです。

司会がいたら、マニュアルを作る

ダイム

今日の話は、イベントを企画する時に、どれだけ当日をイメージさせられるか、という話ですね。マニュアルを作ったり、プレスリリースを作ったり。パンチラインは何にします?

砂流

一番初めに「絶対WBSから作るな」と言っているから、僕からしたらこれ以上ないんですけど。これを喋らせてくれ、という回なので。ダイムさんが聞いていて、それ以上のパンチラインがあったなら、それですかね。

ダイム

「マニュアルを作るのは、司会がいたら」じゃないですか。

砂流

確かに。司会がいたらマニュアルを作る。

ダイム

司会がいたらマニュアルを作る。

砂流

それはいいですね。進行台本だけではなく、進行台本が一緒になったマニュアル。全員でマニュアルを作る。じゃあ「司会がいたらマニュアルを作る」にしましょう。

ダイム

この番組では、皆さんのイベントの楽屋裏も募集しています。今日の話で言えば、あなたの現場の最初の一枚。「うちはこうしている」「ここで困っている」を、ぜひ聞かせてください。

砂流

ゲストも募集しています。「WBSから作った方がいい」を含めて、これを話したいというイベント運営者に来てほしいです。イベントの話は、社内の反省会や、打ち上げでお酒を飲みながら喋る以上のことを、ほとんどしないので。

ダイム

対外的に知見を残そうと思うと深く考えるし、「それって何でですか」と聞かれると、言語化されていく経験もあると思います。この番組の大テーマは、イベントのノウハウを全公開すること。誰がイベントを企画しても成功するようなノウハウを貯めていくことです。

砂流

では、今日のパンチラインは。

今日のパンチライン

「司会がいたら、マニュアルを作る。」

聴き終わったら、楽屋にひとこと。

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